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・ イニシャルネーム: 匿名希望
・ 性別:男性
・ 受験校:Emory, Olin, Owen, NUS 以上R2(厳密にはR3校もあるが、ここでは1月末迄に出願終了校をR2として記載) ,Tepper, McCombs, USC 以上R3
・ 合格校:Tepper, Emory, Olin, Owen, NUS
・ 出願時年齢:31才
・ 海外経験:1か月(大学4年の夏休みにNYで働く従兄弟宅に滞在し、観光)
・ 費用:社費

1.    はじめに(バックグラウンド)

  • 九州の地方国立大学にて、大学3年より金融ゼミに所属。ゼミの教授が海外に留学し、法律学修士(LL.M)を取得されていたため、留学に漠然とした憧れを抱き始める。

  •  大学4年の夏休みに、NYで働く従兄弟宅に1か月滞在し、観光。他の海外経験は短期旅行のみである。

  • 新卒で日系証券会社に就職し、渋谷支店にて5年間リテール営業に従事。地方の田舎で育ったため、渋谷は刺激が強かった。この仕事を通じて、出会った女性向けアパレルチェーンのオーナーに大きな影響を受ける。

  • 営業成績と後輩の育成能力を買われ、営業企画部に異動。約3年間、営業員の評価制度設計や社内表彰制度の企画・運営に携わった。この期間に、金融庁の掲げる「顧客本位の業務運営(いわゆるフィデューシャリー・デューティー)」対応や社長の交代といった大きな環境変化を経験し、MBAを取得したいとの思いを強くする。

  • 2017年3月末に社費留学生に選抜。選抜時の英語力は、受験対策をしたうえでのTOEIC940点。選抜後は、原則業務から外れ終日受験対策を行う。​​​

     

2.    Why MBA

  • 海外留学を経験した大学のゼミ教授が持っていた幅広い知見・経験への漠然とした憧れ。

  • 社内のMBAホルダーが持っていた分析能力、企画立案能力、リーダーシップへの憧れ。

  • リテール分野に偏った自分のキャリアへの漠然とした不安。

  • 社内の大きな環境変化に際して、自分の視野・能力の限界を痛感したため。

  • 自分のビジネスアイデア(テクノロジーを活用した営業・組織改革)を実現するため。​​

     

3.    Why Tepper

  • テクノロジーに強みを持つCMU内で、技術をビジネス化できるリーダーの育成を目指すTepperの理念は、自分のビジネスアイデアを形にする上で、魅力的であったため。

  • 定量分析力を伸ばすことに力を入れたカリキュラム。

  • Demandingなカリキュラムによる成長期待。

  • 小規模なクラスサイズによる英語力向上への期待。


 

4.    受験プロセス(5. TOEFL/IELTS、6. GMAT/GRE含む)
2016年3月:社内選抜応募(TOEIC915点)。落選。TOEFL初受験67点。
2016年4月:Web TOEFL Listening Delta コース・OGコース受講。
2016年5月:Andy先生のTOEFL勉強会に参加。Ross日本人による非公式説明会@アゴスに参加。
2016年6月:海外MBAドットコムのイベントに参加。
2016年7月:アゴス夏祭り@大手町に参加。
2016年8月:Kellogg日本人による非公式説明会@丸の内、MIT 日本人によるWebinar、Tuck日本人による非公式説明会@丸ビル、UNC日本人による非公式説明会@アゴス、UCLA日本人による非公式説明会@丸ビルに参加。
2016年9月:Columbia日本人による非公式説明会@如水会館、McCombs日本人によるWebinarに参加。
2017年1月:TOEIC受験940点
2017年2月:Web TOEFL Integrated Writingコース受講。
2017年3月:社内選抜再応募。当選。昨年の落選からTOEFLの勉強を少し行っており、勉強過程で圧倒的な力不足を感じていたため、嬉しさよりも不安の方が大きかった。booth日本人による非公式説明会@大手町に参加。
2017年4月:マスアカ入手。会社指定のプレゼンス受講開始。ELITE ESSAYSのBryan & Kaoriさんと契約(Japanese-English MBA Services)。English Village@八重洲のNishと個人契約。YES文法コース受講開始。UCLA coffeeチャットwith在校生(Japan Trip中)に参加。
2017年5月:YES TWEコース(Writing)受講開始。カウンセラーSam主催のSend-off party、Andy先生主催のSend-off partyに参加(他社のTepper進学生と初接触)。濱口塾申込み。
2017年6月:Affinityにて、TOEFL Foundationクラス(Reading+Listening+単語)、TOEFL Writing 1日セミナー、IELTS LR戦略クラス (Listening & Reading)受講。プラスワンポイントにてIELTS Sの問題(夏季)を入手し、回答テンプレの作成を開始。IELTS試験管のKevinのSWレッスンをスキマトーク上で受講。海外MBAドットコムのイベントに参加。TOEFL受験のため宇都宮まで行くもシステム障害で受験できず。受験料は返金されたが、交通費は当然支給されず。今後、遠方受験はやらないと心に決める。また、この試験との相性の悪さを感じ始める。
2017年7月:Affinityにて、TOEFL Foundationクラス(Reading+Listening+単語)、IELTS LR戦略クラス (Listening & Reading)を継続受講。GMAT RC戦略クラス (Set B)、IELTS SW戦略クラスを新規受講。ジェイマスのGMAT mathオフィシャルガイド日本語解説を入手。アゴスMBA夏祭り@大手町に参加。Tepperの卒業生・在校生と話し、Tepperへの憧れを抱き始める。アジアMBA夏祭り@渋谷に参加し、アメリカの学校に進学したいとの思いを強くする。
2017年8月:Tepper日本人による非公式説明会@アゴスに参加。IELTS3週連続受験。Overall7.0(出願スコア)獲得。 
2017年9月:GMATの勉強を本格化。思っていたよりもMathに苦しむ。Math改善のため、Magooshを受講。AffinityにてGMAT RC演習クラス、GMAT SC演習クラス、GMAT AWA 1日セミナーを受講。
2017年11月:GMAT初受験。絶望的なスコアを取得し、アゴス中山先生の門戸を叩く。Owen日本人による非公式説明会@アゴス参加。推薦状の執筆を正式に依頼。
2017年12月:低GMATのため、出願校を社費合格者の多いUS News20位~25位の学校に絞る。各校アラムナイ・在校生へのコンタクトを増やしながら、エッセイをブラッシュアップ。12月末になんとか出願できるGMATスコアを取得。HKU公式説明会参加。
2018年1月:Emory, Owen, Olin, NUS出願。GRE初受験にて、GMAT以上のスコアを獲得。対策期間はわずか2週間であったが、全受験期間の中でこの瞬間が一番嬉しかった。GMAT講師でありながら、GREへの挑戦を後押ししてくれた中山先生にも感謝。GRE対策はMagoosh、公式問題集、Prep、iKnowでの単語暗記のみを行った。Campus Visitに備えて、Mac Book Proを購入。インタビュートレーニングを本格化。Nish, Bryanに加えて、English Village@八重洲、@イングリッシュ、スキマトークの利用を開始。
2018年2月:OwenのDiscover Weekend(参加を強く推奨される2日間のイベント)に合わせて、Emory・Owen・Olinをビジットし、現地で面接。帰国時に羽田空港で、平昌オリンピックから帰国した高梨沙羅選手を見ることができ、運が向いてきている気がする。帰国後、NUS面接@skype、中2日でNUS合格。AffinityにてGRE Analytical Writing1日セミナーを受講。
2018年3月:会社から出国までの間の短期プロジェクトにアサインされ、受験のための時間捻出が難しくなる。USC, Tepper出願。Owen, Emory, Olinの順に合格。
2018年4月:McCombs出願。McCombsアラムナイ面接@大手町。Tepper面接@skype。面接官から失敗・困難を克服した事例をしつこくいくつも紹介するように言われ、返答に窮し「そんなに失敗してない」と苦し紛れの回答。全面接の中で最低の出来であった。低スコアを挽回するために、オプショナルエッセイに記載した日米会話学院の大学院留学準備コースに通い始める。
2018年5月10日: メールにてTepper合格通知。面接の出来が過去最高に悪かったので、何度もメールを見返した。ただ、本当に嬉しかった。最後まで諦めなくて良かった。


 

7. レジュメ/エッセイ 

  • Resumeは、Kaoriさんと5月から約2か月かけて作成し、その後Bryan、Nishにチェックしてもらい、完成させた。自分のキャリアを棚卸しながら、何がアピールポイントになるかを日本語でKaoriさんと相談しながら作成できたので、満足度の高いものになった。具体的には、自分のキーワードは「モチベーション」であり、大学時代の学業、大学時代のバイト、渋谷支店営業時代の後輩育成、営業企画部時代の表彰制度企画と、他人のモチベーションを向上させることに関心を持っていたことを表現し、自身の人物像をクリアに持ってもらえるようなResumeに仕上がった。Resumeを早期に作成すると、アドミッションと会った際などに渡すことができるので、オススメである。

  • エッセイは、その後Kaoriさんとゴールエッセイ、パーソナルエッセイのロングバーションを作成し、学校ごとの質問に合わせたショートバージョンの作成は、12月よりBryanと行った。低GMATであったため、BryanはGMAT学習に集中すべきとの考えが非常に強かった。そのため、最終校正はNishと行うことが多かった。

  • ゴールエッセイはかなり時間をかけて作成し、自分のモチベーションというキーワードに合うShort-termゴール(ビジネスアイデア)を柱にした。


 

8. 推薦状
支店時代の上司と営業企画部時代の上司それぞれに書いてもらった。この際も「モチベーション」という自身のキーワードがうまく表現されるように配慮を行った。KaoriさんのLORサービスを利用し、GMAC Commonの500字バージョンを完成させ、学校のお題に応じて、回答を調整した。


 

9. インタビュー
Clear Admitや昨年までの受験生、今年の受験生にアクセスし、過去問を分析し、基本的には全ての質問に対して、答えを準備した。各校のインタビュー前に、最低でもそのリストに基づいたインタビュー練習を5名のネイティブと行った。個人的には、いわゆるプロのカウンセラーより普通の英語の先生的な人と実施をした練習の方が有意義であった。というのも私のバックグラウンドやビジネス領域への理解が浅いため、いかに分かりやすく理解してもらうかという意味で表現をブラッシュアップできたからである。また、男女で異なる意見を言われることなどもあったため、皆さんも可能な限り色んな人と練習を行い、誰にでも響く表現方法を模索していくことをオススメしたい。

 


10. 最後に
TOEFL, IELTS, GMAT, GREの全試験を受けたことや3rdでの合格であることからも分かるように、私の受験生活はとても順風満帆とは言えないものだった。しかし、周囲のサポートのもと最低限のスコアを取得すべく努力を続け、3rdまで諦めなかったことで、Tepperという最高の学校に合格することができた。沢山の予備校を利用したが、なかでも低スコアでも丁寧に最後まで応援してくれたEnglish VillageのNish(個人契約)とアゴスの中山先生には特に感謝したい。皆さんも身近な周囲の方々を大切にしつつ、ぜひベストなパートナーを見つけ、最後まで頑張り抜いて欲しい。
 

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