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・ 受験校:CMU, Duke, UNC, Michigan, Virginia, Cornel
・ 合格校:CMU
・ 性別: 【男性】
・ 出願時年齢:【29歳】
・ 海外経験の有無: 【なし】
・ 費用: 【社費】
・ 受験した試験: 【GMAT/TOEFL】
・ 塾・カウンセラー:【なし】
・ 奨学金: 【未取得】
・ 留学の目的: 【スキルアップ】

Introduction
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。

文系大学院を卒業後に住宅建材メーカーにて3年間の営業経験の後、本社部門で2年間を社内コンサルタントとして過ごしました。

Why MBA?
Q.なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)

入社時から純粋に「MBA」というものに憧れを抱いており、海外の大学でビジネスを学ぶなんて凄いんだろうな~という想いが志したきっかけです。入社から3年で運良くMBAホルダーが集まる部門に異動し、一緒に働く中で、引き出しの多さや物事の考え方に大きな差があると痛感したことにより、その差を埋めるためには自分もMBAを取得することが最も効率的且つ効果的だと考え、憧れから目標へと変わりました。

Q.留学の目的や活動予定について教えてください。
コンサルタントとして、そして近い将来マネージャーとして活躍できるために必要な能力を身に付けることが大きな目的です。

Q.留学後のビジョンを教えてください。 
まず、社費派遣のため所属していた企業に戻ることが前提条件となります。最終的なキャリアステップはコンサルティングに携わりたいと思っていますが、MBAを通じて自分が知らなかった世界も多く見ることができると思いますので、今の時点からあまり門戸を狭めず、今後2年間かけてキャリアプランを描いていきたいと考えています。

 


Preparation for MBA application
Q.MBAを考え始めてから、実際に受験するまではどのようなスケジュールで準備をしましたか。

2015年
2月:社費派遣が確定、詳細のオリエンテーションを受けた後に準備開始、まずはTOEFLに専念。
4月:TOEFL97点(1回目)
5月:TOEFL93点(2回目)
6月:TOEFL104点(3回目)、GMATの準備を開始。独学。
8月:盆休みを利用してAGOSの短期GMAT Verbal対策コースを受講。
9月:GMAT650点(1回目)、何となくResume作成を開始
10月:GMAT640点(2回目)
11月:GMAT650点(3回目)、GMATを諦めEssayに移行。
12月:Essay作成・Resume完成・Recommendation依頼に忙殺。年末年始に6校の出願を完了

2016年
1月:出願早々にCMUよりインタビューの案内。幸先良いスタートで勘違いし、しばらく準備を中断
2月:CMU以外の出願先からは不合格の連絡すら届かず不安に。インタビューの対策を開始
3月:初旬に現地でCMUのインタビューを受ける。その他の大学からは下旬まで音沙汰なしだったので、さすがに危機感を感じRound 3の出願に向けた準備を開始。すると、UNC・Cornelからインタビューも受けずWaitlistに入ったと連絡。ほぼ同時期にCMUより合格通知、志望度が高かったのでUNCとCornelは辞退し、受験は終了。

Q.大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
学校情報については2015年8月にThe MBA Tourに参加。11月にUNCの個別説明会に参加。その他、数校のAlumniやMBAホルダーの方から話を聞いた程度で、あまり積極的な活動はしていませんでした。

Q.キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
キャンパスビジットという訳ではありませんが、CMUはもともとSkypeでのインタビュー予定だったのを現地での面接に変更してもらいました。選考に影響があったのかは分かりませんが、面接官がアドミッションのDirectorで、たった30分の面接のために現地に赴いたことを非常に労っていただいたので、結果的に合格したことからも好意的に捉えていただいたのではないでしょうか。

Q.志望校はどのように選択しましたか。
まず、派遣元の企業から主要雑誌のMBAランキングにおいてTop30に入っていない学校の受験は許可されていなかったので、その時点である程度絞られました。Top30の中からは数字に強いところ、Collaborativeな環境、Small classなどいくつかの要素は考慮しましたが、同様にかなり現実的な目線を持って、自分のテストスコアやバックグラウンドを考えた時に入学できるチャンスがあるのかを考え、最終的に出願を確定しました。

Q.スクール、カウンセラーなどはどのようにして活用しましたか。(可能であれば具体名も) 
基本的には全ての準備をほぼ独学で乗り切りましたが、GMATのVerbalについては本当に手も足も出ない状況だったので、お盆休みを活用しAGOSの短期コースに参加しました。「AGOSの中山先生は分かりやすい」との情報を所々で見聞きしていましたが、噂に違わぬ内容で非常に満足度の高い講義でした。

Q.以下のそれぞれの項目について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
・TOEFL・IELTS(スコア(R/L/S/W)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
TOEFL(Total 104 R29 L28 S22 W25)

全てのセクションにおいて言えることは、繰り返し学習する以外にありません。少なくとも私には「攻略法」など意味を成さず、自分が腑に落ちるまで練習することで自信も能力も身についたと思います。

ReadingとListeningについてはとにかく問題集を買い漁り、ひたすら様々なパターンの問題を解きまくりました。AGOS等の塾に通うことを考えれば、問題集にかかる費用など皆無に等しいので惜しむことなく手当り次第買い揃え、問題を解き、間違った部分はなぜ間違いなのかを確認し、次の問題集へ…の繰り返しのみです。よくOfficial Guideが良いだの、Caplanは問題の傾向が違うだの批評は目にしますが、本番にどんな問題が出るのかなど分からないので、食わず嫌いせずとにかく問題に触れることを重視しました。

Speakingについては、自分の解答をいつも録音するようにして、ちゃんと時間内に言えているか、発音は問題ないか、質問に対して適切に答えられているかなどを確認し、1問ごとに出来るようになるまで繰り返しました。

Writingについては解答パターンが決まっているので(Intro, Body1/2/3,Conclusion)、各パラグラフの文頭・文末の表現を固定し、コンテンツの部分に多くの時間をかけられるよう練習しました。

・GMAT・GRE(スコア(V/M/IR/AWA)、テキスト、勉強法、受験履歴など)
GMAT (650 V29 M50 IR7 AWA4.5)

AGOSについては上記で回答済みなので割愛。それ以外は全て独学でした。

【Verbal】
AGOSで学んだ知識をベースに問題を解き続けました。個人的にはOfficial Guideのアプリが非常に使いやすく、どこでも勉強できるだけでなく何より見やすいし、各問題の解説も即座に確認できるので暇さえあれば携帯でポチポチと問題を解いていました。また、無料アプリのPrep4GMATというのも非常に使い勝手がよく、無料とは思えないほどに問題も解説も充実していて、Official Guideの問題を覚えてしまってきた頃に並行して使っていました。両アプリともセクションごとの正解率が表示され、自分の弱点が一目で分かる機能は重宝しました。

【Math】
誰もがマスアカを絶賛していますが私にはあまり響かず、一通り読んだだけですぐに実践練習に移行しました。基本的にVerbalと同様にアプリで問題を解いて解説を読んで…の繰り返しです。

・エッセー
一度自分で書いたものをオンラインの添削サービス等を活用してネイティブチェックを行い、返ってきたものを修正して完成に近づけ、ある程度納得のいくものが出来れば自分の周りの人に読んでもらって感想を聞いていました。10人に感想を聞けば10個の全く異なる意見が返ってくるものなので、人の意見は参考程度に留め、自分が何を伝えたいのかを突き詰めて考えることを重視しました。

・推薦状
幸いに周囲の上長はいずれも英語が達者な方だったので、特に準備をすることもなく推薦状を依頼し、特にアピールしたいことが設問の中であれば具体的に「このように書いてください」とお願いした程度です。

・インタビュー
考えうる質問と、それに対する回答を書き起こして、よどみなく言えるようになるまで練習を繰り返しました。ただ、本番は想定していたよりも遥かにカジュアルなもので、普通に会話をする中で質問を織り交ぜてくる形式だったため、練習がどれだけ活きたかは分かりません。ただ、準備の過程で改めて自分がなぜMBAに行きたいのか、それをどう伝えれば簡潔に相手に理解してもらえるのかを見直すことができたので、その点は間違いなくプラスに働きました。

Q.MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。 
AGOS GMAT対策で25万円
TOEFL / GMAT受験料で20万円
出願料で10万円
エッセー添削で20万円
書籍・問題集等で10万円
その他諸経費等で合計100万円程度

Q.自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
文系大学院卒・営業出身・海外経験なし・スコア平凡・低GPA・・・と、経歴を切り取ってみると理系の名門校であるCMUにとっては異色で、決して魅力的ではない出願者だったと思います。そんな環境に飛び込もうとしている訳ですから、とにかく自分はチャレンジングな環境が好きで、あえて新しい世界に身を置くことで成長できると信じているという点をアピールしました。幸運なことに、自分のキャリアを振り返っても文系院(しかも言語系を専攻)から企業に就職し、営業からコンサルになり、そこからMBAに行こうとしているという、ドラスティックな環境変化を経験してきたので自分の話にも一貫性があり、アピールポイントにはなったのではないかと思います。

 


Preparation for MBA
Q.進学校の決め手は何でしたか。 

受験期間中は、学校説明会などで嫌になるほど耳にする “Fit” という言葉を信じていませんでしたが、CMUについては自分に”Fit“している学校だと純粋に感じることができました。出願時には「なぜこの学校に来たいのか」など、それっぽい理由を考えたりもしましたが、最終的には「この学校に入りたい!」という自分の直感に勝る決め手はありませんでした。

Q.MBA留学にあたって、必要費用はどのようにして調達しましたか。
社費派遣のため、準備費用・留学中の必要経費・授業料等は全て会社負担です。生活費や学業以外の支出については自己負担となりますが、ネットワークを広げたりアメリカを旅して文化を体感したりなど、今しか出来ないことを金銭的な理由で断念するのは何としても避けたいので、ある程度の支出に耐えられる程度の貯蓄は確保しています。

 


Advice and Messages
Q.失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。

MBAのトップ校と呼ばれる学校の合格率は10%~20%程度で、HBS・Stanfordなどの最難関校では一桁台まで下がります。世界中の優秀な人がMBAを目指す中で、自分が希望する学校に行けないのはある意味至極当たり前のことで、受験に失敗したからと人生が終わる訳ではありません。ただ、MBA受験は体力的にも精神的にも、そして金銭的にも大きな負担となり、準備期間中は遊びに行くこともままならず本当に辛い日々が続くと思います。その中で、中途半端にしか頑張らなかったら無駄に時間と体力とお金を浪費しただけで後悔してもしきれないと思いますので、やるからには徹底的に頑張ってください。結果として志望校に合格できなくとも努力は財産になりますし、合格することができれば大きな自信になります。
偉そうなことを書きましたが、私自身あの時こうしておけば…という反省は山のようにあり、ある意味今後の自分に対する戒めのようなものです。皆さんは後悔を残さないよう、MBAを目指すと決めたら最後まで本気で頑張ってください!

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