top of page

1. はじめに
私にとってのMBAは、全く今までの人生で考えたことがなかった選択肢でした。仕事が多忙な一方で、仕事にも会社にも鬱屈感を感じていたときに、偶然上司から社内MBA制度の話を聞き、応募しました。

2. 出願スケジュール
2009年12月 社内選考完了  2010年2月 青山TGセミナー(GMAT)に通いはじめる。3月 TOEFL(1回目) 77点5月 インターフェースのearly birdコースでWhy MBA&resumeを固める。9月 GMAT(1回目)640点(V29, Q50, AWA4.5)9月 TOEFL(10回目)102点    →気持ちが途切れたのか、その後GMAT、TOEFLとも受験を続けるが点数あがらず、非常に苦しい思いをする9月 インターフェースでエッセイ作成開始10月 YESに通いはじめる。(2ヶ月弱集中的に通う)
2011年1月 Tepper出願(2nd) ※TOEFLスコアもGMATスコアも低かったため、カウンセラーのアドバイスによりTOEFLスコアは提出していません1月 インターフェースでインタビュー練習開始(エッセーコースの時間を消化)2月 インタビュー@hilton 新宿3月 合格通知
私は最後まで、GMAT,TOEFLのスコアメイクに苦しみました。よほど個性的なキャリアをもつ魅力的なアプリカントでない限り、スコアが揃わないと勝負がはじまりません。私も受験した学校の多くが勝負がはじまらないまま終わりました。スコアメイクを早い段階でできることがキーであると思います。Tepperならずとも、5、6月に、early/1stラウンドで提出できるスコアを揃えられるように準備し、その後エッセイに取り組み、early/firstラウンドで出願するというのが、成功率の高いMBA受験のシナリオと思います。

3. Why Tepper?
私のWhy Tepperは多くの方の参考にならないと思いますが、参考情報として記載させて頂きます。
正直に言うと、受験校のポートフォリオ上、カウンセラーから出願を勧められた学校であったため、強い思い入れがなく、Why Tepperを書くのに非常に苦労した記憶があります。(Tepperにアプリケーションを出す/出さないで、カウンセラーと揉めました。結果的には出して良かったわけですが...笑) 私のMBA志望理由は、途上国/Emerging MarketにおけるIT service&productsを使ったビジネス展開すると同時に、そこに暮らす人たちの暮らしをより豊かにしたい、というものでしたが、Tepperはsocial/entreprenure方面にさほど強みがないと分かりつつ、そのまま書きました。
入学した今は、Tepperはsocial/entreprenure方面にさほど強みがないと言う点に、全くデメリットを感じていません。どの学校であれ、MBAは単なるプラットフォームであり、そこでどのような活動をするかは、その人に大きく依っていると確信できたからです。またTepperの代名詞のように言われる「定量分析」ですが、これはビジネスマンコンピテンシー筋トレみたいなものなので、ぼんやりした概念やソフトスキルを習得するだけではモノ足りない方は、Tepperが向いてると思います。

4. レジュメ・エッセイ
レジュメ、エッセイともに、インターフェースに通いました。カウンセラーの指導により、学校にどのようなアプリカントとして写っているのか(どうすれば魅力的なアプリカントに見せれるのか)を徹底的に意識したレジュメ、エッセイを作成することができました。どう写るか、については、カウンセラーの経験なくしては判断できないことなので、その点で良かったと思います。また、ドメスティックな会社で働いてきた私にとっては、カウンセラーとの話合いは、非常に、eye openingなものが多く、その点でも良かったと思えます。

5. TOEFL
Tepperには提出していません。
個人的にTOEFLはGMATよりも点数をあげるのに時間がかかる印象です。まずは単語(英単語3800)をやり、現状のスコアにおいてListeningが弱い方は3ヶ月は点数があがらないと覚悟して、毎日listeningの練習をするのが先決と思います。

6. GMAT
GMATについても点数を上げられなかった私は特に言うことはないのです(笑)。しかし敢えて言うなら、過去問、時間配分(最初の5-10問の重視)といったありきたりことを徹底してやれることが重要と思います。過去問2-3回やっていくうちに答えを覚えてしまうのですが、なぜそうなるのか、なぜ間違いなのか、を分析することが重要と思います。(私はこの部分が足りなかったと思います) また、非常に単調なテストなので、あくまで短期決戦と決めて取り組むのがよいのではないか、と個人的には思いました。(私はこの部分でも失敗し、長引くにつれて、集中力がなくなっていったように思います。時間はかけて勉強するのだが効果が薄かったと反省してます)

7. 推薦状
現状の上司1名、会社のメンター1名にお願いしました。

8. キャンパス訪問
なし

9. インタビュー
インターフェースのエッセイカウンセリングの時間をインタビューに転用して、カウンセラーと4-5回行いました。(Tepper向けには1,2回) カウンセラーとのインタビュートレーニングを録音しておき、何度も繰り返し練習しました。私の時のインタビューの質問は非常に典型的なもので、Why MBA, Why Tepper, 強み3つ、弱み、それはなぜ?、その他質問、日常会話くらいで30分くらいで終了したと思います。色んな角度からの質問が予想されると思いますが、これだけは必ず伝える、という軸(言いたいことを何個か)をもっていると、用意していなかったような質問がきて答えに窮しても話の落としどころを見つけられると思います。

10. サマースクール
ACCに参加しました。社費で、且つ、ピッツバーグでの生活セットアップを重視したいという方以外は特にオススメしません(笑)。

11. 最後に
私のMBA受験はスコアメイクの面でさんざんなものでした。どんなにスコアが悪くても、あきらめずに最後までやるしかなく、先の見えないトンネルを走っているような感じでした。今受験を考えていらっしゃる方、また受験されている方はまずスコアメイク、頑張ってください。しかし、スコアがたとえ悪くてもそこで全てがゲームオーバーになるわけでもないですから、また(悲しいけど)あきらめずに、best effortをし続けることが重要と思います。私は特にTepperに強い思い入れなく入学したわけですが、入学して1ヶ月、今までと随分人生の景色が変わりました。Tepperはビジネス基礎体力をしっかりつけるのに最良の学校の一つだと思うので、興味ない!と言う方も、一度は扉をたたいてみてくださいね。

bottom of page