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・ イニシャル:SI

・ 性別: 男性
・ 出願時年齢:26~30才
・ 海外経験:幼少期(5歳~6歳までの1年間)にアメリカ在住経験あり
・ 費用:社費

 

1. はじめに(バックグラウンド)

・大学時代は経済学(マクロ経済政策)を専攻し、学部卒でコンサルティング会社に就職。

・入社後、戦略コンサルティングに8年間従事。メガバンク・地銀、証券、保険会社の経営・事業戦略、またプライベートエクイティ向けのデューデリジェンスを担当。

・グローバルプロジェクトにて海外出張を多くしていた時期はあったものの、全体を通してみると国内でのプロジェクトが主。

 

2. Why MBA

・幼少期に短い間でしたがアメリカで暮らした経験から、またいつかアメリカで暮らしたいと漠然と思っていました。

・派遣元の会社に就職を決めた一因が社費留学制度であることもあり、入社時から留学を希望していました。またMBAホルダーの上司、先輩のプロジェクトにおけるConfidentな立ち振る舞いもMBAに憧れを抱くきっかけになりました。

 

3. Why Tepper

・①米国のスクール、②Tech、アントレに強い、③多様なコラボレーション の3点です。

・①米国のスクール 

幼少の頃の体験やその後のアメリカ滞在時の経験から、自身のなかでアメリカ人から認められたいという欲求がありました。経験上、アメリカ人はアメリカ以外のことに無頓着であるため、アメリカ社会でプレゼンスを得るためにはアメリカで教育を受ける必要があると感じていました。(実際、アメリカ人の友達が“International”という概念にアメリカは含まれないと笑い話で話しています。)

留学後にまた米国で仕事をしたい想いも漠然とあるため、米国のスクールを中心に志望しました。

・②Tech、アントレに強い 

自身が文系出身&戦略のバックグラウンドだったため理工系のバックグラウンドが欲しく、Techに強い大学・プログラムを志望していました。また、自身が担当していた金融業界でもFintechによるディスラプションが加速するなか、従来とは違う思考方法でビジネスを考える経験を積みたく、アントレに強い大学を志望していました。

・③多様なコラボレーション

コンサルティングの現場にて、戦略だけでなくその後のローンチも含めたトータルでの実行支援が求められるなか、デザイナーやエンジニアとのコラボレーションが不可欠になっています。自身とは違うバックグラウンドの人材とコラボレーションを積める経験を求めていました。Tepperではデザインスクールやコンピューターサイエンスの学生とコラボレーションする機会も多くあるため、魅力的に思えました。

4. 受験プロセスの概要 

・R2で出願しました。(米国5校、欧州3校)

<スコア関連>

・GMAT受験前日の“眠れない”という精神状態との格闘が受験において最も苦労した点です。結果、GMATは相性が悪かったので、EAとGREに最後は切り替えました。

・6月にTOEFL101を獲得後、TOEFLは受験せずGMATにリソースを集中。

・7月下旬の1回目受験時、早めに就寝するも朝まで緊張状態で全く眠れず徹夜状態で受験し撃沈。

・8月に受けた2回目も同様の状況になり、睡眠導入剤を服用するもほとんど眠れず鬱状態で受験し撃沈。7月~9月は休日もクライアント対応が必要だったり等プロジェクト的に多忙を極め、精神的にもかなり辛かったです。

・9月に受験した3回目では、試験3日前から勉強しないことであえてリラックスできるようし出願の基準点となる650を獲得。

・しかし、その後、11月、12月に受験するも結局GMATは伸びませんでした。

・11月から焦りを感じEAとGREに切り替えを検討し、12月にそれぞれ受験。EA155(GMAT680相当)、GRE319(GMAT670相当)を獲得しR2での出願スコアとしました。

<エッセイ、面接関連>

・エッセイは9月より着手。カウンセラーはJohn氏でした。丁寧で融通が利く良いカウンセラーだと思います。

・面接対策はR2出願後の1月上旬より着手。John氏に加えて、面接対策で有名なJessica氏にもコーチをお願いしました。面接対策はリソース投入量が本番でのパフォーマンスに直結するのでしっかりやった方が良いです。

 

5. TOEFL/IELTS

6月に獲得した101 (R27, L24, S23, W27)で出願し、以降は受験していません。

・早めに取り掛かる以上に得策はないと思います。投入時間が全てだと思います。

・ただ、Speaking、Writingについては採点のされ方にルールがあるため、E4TGやWeb Toefl等の予備校を利用するとそれらルールも含めて教えてくれるので効果的な勉強ができると思います。

 

6. GMAT/GRE

【出願スコア】

EA155 *GMAT換算680

GRE 319 (V151, Q168) *GMAT換算670 

【参考:(出願には使わず)】

GMAT 650 (V31, Q49)

<GMAT・EAについて>

・オンラインのeGMATが一番効果的でした。近年のGMATの傾向を分析していることに加えて、特にVerbalでは、なぜそれが正解なのかをロジカルに説明できる必要がありますが、eGMATはその点解説が首尾一貫しており分かりやすいです。費用も300ドル前後とコストパフォーマンスが高いです。(日本の予備校の場合、問題そのものが古かったり、解説が一部経験則に近いものが含まれていたりする印象をもちました)

<GREについて>

・オンラインのMagooshを使いました。1か月ほどしか時間が取れませんでしたが、効率的にポイントを教えてくれるのとPrepが使いやすかったです。こちらも費用は300ドル前後です。

・GMATに固執する必要はないと思います。最近では世界的にGRE併願も増えているようですし、米国トップスクールにおいてはEAで出願できるスクールも増えています。

・早めに自身の不得意を見極めることと、受験当日に自身のトップパフォーマンスが出せる状態を作れることが重要です。

 

7. レジュメ/エッセイ

・エッセイについては、カウンセラーのJohn氏とネタ出しから執筆まで3か月ほど期間をかけましたが、期間はもう少し短くても良かったように思いました。

・レジュメ/エッセイは内容が良いことに越したことはありません。ただ、日本人の受験生の多くは、結局のところ業界内で有名なカウンセラーにサポートを依頼するので、正直、差が付きにくいと思います。(スコアは本人の努力・工夫で改善も可能&数字で明確に差がつく)

・出願後の面接も含めて自信をもって話せるエピソードを用意するためのプロセスと考えた方が良いと思います。

 

8. 推薦

・直属の上司ふたりに依頼しました。うち1人はMBAホルダーでしたので、推薦文案を書いたうえで意見を頂きました。

 

9. インタビュー

・カウンセラー(John氏&Jessica氏)とのモックインタビューを各校1回ずつ(もしくは2回)行いました。

・別途、オンライン英会話を12月以降は毎日実施し、英語を話すことそのものになれるようしました。

・練習すればするほど実力が付きます。特にBehavioral Questionsはシチュエーション、問題設定、自身のアプローチ…とStory Tellingが求められるので練習必須です。

 

10. 最後に

MBAは受験プロセスがよくフィーチャーされがちですが、自身としてMBAを通じてどう変わりたいかを考えるべきだと思います。受験生の間は、スコア、プログラムのランキング等表面的なところに目がいきがちですが、結局は自分としてどうCareer Transformationしたいかが全てだと思います。

個人的なおススメとしては、ネイティブ並みの英語力がないのであれば、規模が大きすぎないスクール/プログラムを選ぶべきです。せっかくMBAに来ても、発言機会やイニシアティブを取る機会がなければ時間を浪費するだけですので、そのスクールは自分が目立てそうな環境か、自身のMBA後の目標にフィットするか考えながら受験すると良いでしょう。Tepperは、1学年230名程度で学生同士のつながりが密なので日本人でもイニシアティブが取れる環境が豊富にあり、また、アントレ、アナリティクス、プロダクトデザイン等、今後のDX時代のテーマを学び、Tepper以外の学生ともコラボレーションできる機会が多くあります。

最後まで自身の目標に立ち返りながら頑張ってください。そしてTepperでお会いできることを楽しみにしています!

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